知人が古いCD(13年前の弥生会計・弥生販売ソフト)をインストールしたいとのことで相談。

目的としては「住所録を使いたい」のと「郵便払込取扱票付請求書」を利用して集金したいとのこと。

弥生 郵便払込取扱票付請求書(加入者負担) 334406

この「郵便払込取扱票付請求書」は商品の詳細の下に払込票がくっついているもので高齢者の人でも見て分かりやすいです。


本来であれば最新の弥生販売を買うべき

本来であれば最新の弥生販売のパッケージ版を買うのがスタンダードな対処法です。

それが一番手っ取り早いです。

弥生販売 22 プロフェッショナル パッケージコード版 <消費税法改正対応>

ただ今回は昔使っていた古い住所録データを再現したかったので古いソフトを使わざるを得なくなりました。

そしたらこんな商品を発見!

やよいの見積・納品・請求書 22 パッケージコード版 <消費税法改正対応>

これに付属している「やよいの見積・納品・請求書」に「郵便払込取扱票付請求書」の印刷テンプレートが、
もしかしてついているかも!

・・と期待して弥生公式サイトへ質問してみましたが
「やよいの見積・納品・請求書には郵便払込取扱票付請求書が印刷できるテンプレートはついていない」との回答。

やはり今回ばかりは中古の弥生販売09(対応OSはWindowsXP)を使うしかない・・・!

もう古いパソコンはない!Windows10以降のパソコンしかない!

さてどうするか・・・。

旧製品の弥生販売が互換性モードでも起動できない

・しかしWindows10(64bt)ProではWindow8以前の32bit対応のCDソフトはインストールできない
・2009年の弥生のソフトをWindows10の製品版CD-ROMからexeファイルを起動して、いざスタート画面が開いて「インストールする」しても

1.「本製品64ビット版Windowsには対応していません。インストーラを終了します。」
2.その後
「互換性のトラブルシューティングの実行」にてプロパティから
「互換モードでこのプログラムを実行する」で推奨のWindowsVistaやWindowsXPから実行しても
また1にエラーが戻される。


VMware仮想環境でWindows10上で動かすしかない

こうなるとWindows 10の上で仮想環境
・Windows Emulator (Hyper-V)
・VMware Workstation Player
で実行するしかない!

しかし
・Windows Emulator (Hyper-V)
はWindowsXPでの弥生販売にてエラーばかりであまりいい動作をしないとの記事を見かけ…

つまり
・VMware Workstation Player
しか使えない!

VMware仮想環境でWindowsXPを使ってインストールする

VMware Workstation Player

よりダウンロードしてインストール。

こちらのサイトを参考に勧めていきました。
VMware Playerの導入からOSインストール(sysprep)までのチュートリアル解説

ハードディスクは40GB、メモリは512GBにしました。

私はWindowsXP ProとWindowsXP Homeの2つの製品版を持っていましたが、
当初、WindowsXP proをCD/DVD光学ドライブから入れようとしてもなぜかインストール時の黒い画面でエラーが出て止まっていました(※1)が、
WindowsXP Homeで試したらすんなりとインストールできました。

(※1)
VMware workstation 16 Player にWindowsXPがインストールできない


WindowsXP用の弥生販売09をインストール

WindowsXP用の弥生販売09をインストールしました。

そのまま弥生販売のCDプレイヤーからはインストールできなかったので、
一度、CDの中身のファイルをWindows10の中にドラッグアンドドロップでコピーして
→VMwareのWindowsXP仮想環境の中にコピーして移動
→setup.exeファイルを実行して起動

これでインストールできました。

VMware仮想環境でUSB接続されたプリンタを有効化する

WindowsXPの仮想環境から、Windows10のパソコンに接続されたプリンタへ印刷できます。

→VMware→Player→ファイル
→「環境設定画面」で「仮想プリンタを有効にする」
→(設定の変更)「デバイス」欄をチェック

これで一通りはやりたいことは終わりました。

ここからは弥生販売の「住所録の取り込み」と「郵便払込取扱票付請求書」使い方をメモします。

弥生販売09の基本マニュアル

デスクトップにあるVMwareWorkstation(黄色の矢印アイコン)起動
→左のWindowsXP Home Editionを選択
→右下の仮想マシンの再生
→WindowsXP上で弥生販売09プロフェッショナルのアイコンから起動
→クイックナビゲータ
→売上のタブ
→得意先への売上

【VMware終了方法】
→WindowsXPの通りに。
→デスクトップの左下のすべてのプログラムをクリック
→シャットダウン


【伝票複写方法】

(住所録の取り込みのために繰り返した作業)

→伝票番号の枠内をクリック
→その状態で上の参照(F8の黒アイコン)をクリック
→一番上の伝票をダブルクリック

→上の伝票複写をクリック(必ず!)
→伝票の複写をクリック

→得意先の番号をクリック
→上の参照をクリック
→表示順を登録順へ並び替え
→コードの次番号の人をクリック
→右上の登録(F12の黒アイコン)をクリック

【伝票変更登録方法】

→クイックナビゲータ
→売上のタブ
→得意先への売上

・内訳を削除したい場合
→内訳の行で右クリック→行の削除

・内訳を追加したい場合
→内訳の行の商品コードの枠内をクリック
→その状態で上の参照(F8の黒アイコン)をクリック
→追加したいコードを選択してダブルクリック

【商品の追加】
→クイックナビゲータ
→売上のタブ
→左の商品を選ぶ
→コードの登録されていない新しい番号から
→名前等の情報を入力
→右上の登録(F12の黒アイコン)をクリック

【得意先の追加】
→クイックナビゲータ
→売上のタブ
→左の得意先を選ぶ
→名前等の情報を入力
→右上の登録(F12の黒アイコン)をクリック

【印刷方法】

※これは「納品書」の動画ですが「請求書」でも選ぶテンプレートが違うだけで手順は同じです

→クイックナビゲータ
→売上のタブ
→得意先への売上

→伝票番号の枠をクリック
→その状態で上の参照(F8の黒アイコン)をクリック
→得意先をクリック
→売上伝票用紙に反映される

→右上の印刷(F5の黒アイコン)をクリック
→書式を弥生334406郵便払込票付請求書を選択
→接続されているプリンタを指定する

→1.単品の場合は印刷実行をクリック
→2.複数の伝票をまとめて印刷する場合は連続印刷をクリック
→伝票番号が000000から999999のことを確認
→用紙で検索のチェックを外す
→検索をクリック

→印刷したい人をクリックして選ぶ(黒く暗転する)
→続けて印刷したい人はCtrlキーを押しながら選ぶ
→印刷実行

【弥生販売の終了方法】
→普通にバツで閉じる
→バックアップするかどうかの選択肢が出たらするように