ブロッコリー→ブシロードは、ガイナックス→サイバーコネクトツーみたいな関係だ。

脚本の本流はそっちにある気がする。あくまでクオリティ的な意味で。

中でも脚本家のふでやすかずゆき氏の脚本は、ワケの分からんカオスなパロディだ。

「見ていてなんか分からんけど面白い」という考えずに見られる内容を提供する。


これは初期ブロッコリーの秋葉原の混沌としたカオスな笑いと極めて親和性の高いものだと感じる。

ゲームなどのシリアス作品をアニメにする場合、同じようにシリアスにしても既ユーザーからは二番煎じ、未ユーザーからは原作ファンのいるとっつきにくい作品になる。

実質、昔の木谷社長のブロッコリーのGA(ギャラクシーエンジェル:元はPCゲーム)みたいにギャグコメディで何も考えられず見られるスナック感覚のアニメ化の方が長生きする。

これはミルキィホームズも同じである。

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2000年以降、デ・ジ・キャラットやギャラクシーエンジェルで秋葉原を活気づけたブロッコリーの影響は大きかった。
しかし当時のニーズを無視して儲けでカードゲームをやったのがいけなかった。
孫正義の弟の(堀江貴文氏の福岡の中高で同級生でもある)孫泰蔵(そんたいぞう)のソフトバンクに買い叩かれた。

木谷高明社長のブシロードが、ブロッコリーから離れてやり出してもカードゲーム路線は変わってなかった。
2010年頃に始まったミルキィホームズにしてもヴァンガードにしてもそう。
京アニkey作品(CLANNAD等)にもスポンサーとして出資してカード化した。

アニメ・ミルキィホームズの上には、ブシロード(元ブロッコリー)があった。
そこに木谷高明がいて、上に孫泰蔵がいて、そこに兄の孫正義のソフトバンクがあって
・・ということを2010年頃にTwitterで私が書いたら、木谷高明・社長から直々に返信のメールが来たことがあって変な汗が出た経験がある。
謝罪して、あまりの申し訳なさからブシロードとブロッコリーを応援することにした。


子ども向け商品を売り出すのは2月から

ブシロード木谷社長はマーケティングでなるほどと感心することを言ってた。

子ども向け商品を売り出すのは2月からというわけである。

カードファイト!ヴァンガードを2月から放送して試験的に売れ行きを見てから、小中学生向けへ新学期の4月に合わせてアニメ再放送する。
すると新学期の新しいクラスで共通の話題が作れるし、乗り遅れた層も再放送でキャッチできる。

①新番組を2月に開始するのは新学期への話題合わせ。
②つまり4月から新学期が始まって第一ファンが「あの番組知ってる?」「知ってる」となって流行る。
③そこで再放送も4月に合わせれば又聞きの第二ファンもキャッチできる。

ニチアサ(日曜朝)の戦隊ヒーロー、仮面ライダー、プリキュアも同じような手法をとっている。

さらにミルキィホームズでは新人のミルキィホームズが流行らなかった場合に備えて、ブロッコリーの旧ギャラクシーエンジェル勢で脇役のG4を固めてたりした。

なぜミルキィホームズとヴァンガードは名古屋推しだったのか?

「ミルキィホームズ」×名古屋名物「つけてみそかけてみそ」コラボ商品 http://otalab.net/news/detail.php?news_id=2350

名古屋名物とのコラボも行った板。

ブシロードの木谷氏は石川出身で、
ヴァンガードではスポンサーがテレビ愛知だった。

2018年の大晦日のミルキィホームズでもなぜ愛知県推しだったかというとミルキィと同じブシロード作品のヴァンガードのスポンサーが「テレビ愛知」だから。

そもそもカードファイト!ヴァンガードの主人公の名前が「先導アイチ」なのもそのため。

愛知県を基盤としてブロッコリー(孫正義の弟:孫泰蔵)=ソフトバンクの復興も兼ねていたのだろう。


秋葉原をオタク文化を作ったブロッコリー

間違いなく2000年代の初頭はブロッコリー(株)こそが、このコミケの時期はもちろん、オタク文化の雰囲気を牽引(けんいん)していた。

ブロッコリーといえば深夜番組のワンダフル枠(1998年~1999年)で「すごいよマサルさん」を見ようと思ってコソコソ起きてた少年時代を過ごした人もいるだろう。

同枠で「デ・ジ・キャラット」が始まって、そこからホイホイされてギャラクシーエンジェルまで釣られた層が何人かいるだろう。

2000年初頭のブロッコリー全盛期を体験してきた人が、今、デ・ジ・キャラットの初期OPを見ると懐かしさやら何やらで高確率で泣いてしまう人もいるほどだ。

孫正義の弟の孫泰蔵のラグナロクオンライン暴落からガンホーのパズドラバブル

2006年に木谷高明のブロッコリーが、孫泰蔵のガンホー(株)の傘下だった頃、ラグナロクオンラインの不正アクセスでの暴落の時。
私も2ちゃんのスレに張り付いて見てた。

当時はあーあ…な感じだった。
しかしそれから2012年のパズドラ、孫正義のソフトバンクの傘下になってすごいことになった。

あの時、株を買ってれば億万長者だった。


モルガン・スタンレー証券に投資されたうたプリバブル

木谷社長がブシロード(株)になって、ブロッコリー(株)は2012年頃から再加熱してきた。
やはり、うたプリ(うたの☆プリンスさまっ♪)の需要が大きい。
サンライズ・バンナムがアイドルマスター・ラブライブ!でアイドル路線を行く一方で、女性向けにはうたプリと刀剣乱舞が牽引してきた。

ガンホー孫泰蔵・木谷高明社長のデ・ジ・キャラットやギャラクシーエンジェルが終わってからブロッコリーの救世主として女性の中で内在化されてしまった。

ブロッコリー=うたプリは1人の日本人個人投資家とモルガン・スタンレーによって2013年後半頃に莫大に投資され、2015年前半に莫大に売られるという栄枯盛衰をしている。
2期放送時は「マジ買い2000%」だった。

詰まる所、うたプリアイランドの歴史こそがブロッコリーの株価を反映しているとも言える。

BNFから宗教法人が筆頭株主になるブロッコリー

2014年頃にBNFが筆頭株主だったうたプリとかのブロッコリー(株)も、今は宗教法人光照寺になった。

なんでこんなキワモノが大株主なのか。マジLOVEレボリューションすぎる。


10年で解散したミルキィホームズに学ぶ声優の売り込み方

10年続いたミルキィホームズの解散も必然。声優のギャラが振り切れるから。無名だったメインキャラ声優は今やラブライブやうたプリで大人気。ブシロード・ブロッコリーのプロデュース・マーケティングの仕方が本当に上手い。