伊藤潤二のホラー漫画がキンドルで大人気!評価レビュー!

伊藤潤二の魅力

私の大好きな伊藤潤二先生のホラー漫画がAmazon(アマゾン)の電子書籍のKindle(キンドル)で発売していました!
これは嬉しい!お得なので是非読みましょう!スマホやタブレットのない方も単行本でもオススメします!

伊藤潤二氏は、ホラーマンガ会の巨匠「楳図かずお」氏の直弟子と謳われる人物です。

私は元々楳図かずおファンで、最初はその他のホラー漫画を読むことはあまりなかったので抵抗があったのですが、

伊藤潤二はバツグンにすごい。

要所要所で楳図かずおの「悪夢性」「恐怖と笑いは紙一重」という伝統を見事に体現しています。たまに「楳図走り」も見えます。

単なるパクりではなく、それを根底に自分なりに消化して、現代風にアレンジして独自の世界観を表現しているのに感動します。

「伊藤潤二コレクション」の漫画は、2ちゃんねる等の匿名掲示板、およびネット上でも10年以上のひそひそと人気があります。

伊藤潤二氏はジャンプ漫画のHUNTERXHUNTERや幽遊白書の作者の冨樫義博氏も、伊藤潤二氏が好きでキャラクターや能力の元ネタによく使っています。

ホラー漫画には『「あまりにもひどい状況」を客観的に見ることで、今の現状に安心できる。』という心理的な効果があります。

現実を強く生き、自分を客観視するためにはホラー漫画が最適だと感じます。

そんな時、私が第一でお薦めするのは伊藤潤二の漫画です。

伊藤潤二傑作集1・2 富江(上・下)

やはり伊藤潤二といえば代表作の「富江」。
どうやっても死なない不死の美女である富江に巻き込まれていく人間たち。
いつ見ても伊藤潤二氏の描く女性像は魅力的で可愛いです。

つまらない、あんたたち死になさい!!

・・を言う時の富江の顔が特に可愛いです。

伊藤潤二傑作集3 双一の勝手な呪い


楽しい夏休み、楽しい冬休み、双一の楽しい日記、双一の家庭訪問、布製教師、双一の誕生日、双一の勝手な呪い、四重壁の部屋、棺桶、噂を収録。

全体を通して双一という悪ガキがイタズラする面白話です。

こう言うと語弊があったら恐縮ですが、双一君は良い悪いは別として、軽度の知的障害か、あるいは多動性の発達障害の傾向を強く感じます。

「憎たらしいな・・」と思いながらも憎みきれないのは、そういう「意地悪な自分でないと自分らしくない」「嫌われる」と徹している愛嬌さにある気がします。

「四重壁の部屋」の「母さんは太ってるから入れないだろうな」に対してツッコミ不在の後の、一人ノリツッコミには爆笑しました。

「それにしてもせまい部屋だな!」

伊藤潤二傑作集4 死びとの恋わずらい


四つ辻の美少年、悩む女、影、絶叫の夜、白服の美少年、連作「怪奇ひきずり兄弟」、次女の恋人、降霊会、幻痛屋敷、あばら骨の女、リアルウンコノオモイデを収録。

伊藤潤二氏が得意とする「一つの事柄が徐々にエスカレート→町中を巻き込む」の傑作です。

特に「悩む女」の「今の悩みを消すためには、更に深刻な悩みを持てば良い」と自虐的な行為がエスカレートしていく様は、精神病的な行動を上手く描写していました。

伊藤潤二傑作集5 脱走兵のいる家

バイオハウス、顔泥棒、睡魔の部屋、悪魔の論理、屋根裏の長い髪、シナリオどおりの恋、リ・ アニメーターの剣、父の心、耐え難い迷路、サイレンの村、いじめっ娘、脱走兵のいる家が収録。

一番無難に伊藤潤二氏の全体を窺(うかが)い知れる巻です。

屋根裏の長い髪は数ある伊藤潤二作品の中で一番怖く感じました。
サイレンの村は、ゲームのSIREN(サイレン)の元ネタですね。伊藤氏自身がゲーム監修なので納得です。

伊藤潤二傑作集6 路地裏

路地裏、ファッションモデル、落下、相部屋、旅館、許し、煙草会、黴、道のない街、記憶、アイスクリームバスを収録。

特に「ファッションモデルの淵(ふち)さん」はインパクトがありすぎて有名。

ジャンプ漫画のHUNTERXHUNTER(冨樫義博)という漫画の4巻で元ネタに使われました。↓

「淵・・・?いや!ヒソカ!」

伊藤潤二傑作集7 首のない彫刻

赤い糸、中古レコード、贈る人、橋、サーカスが来た、蜂の巣、地図の町、首のない彫刻、薄命、寒気、案山子、遺書が収録。

濃い作品が多いので伊藤潤二の全体像が堪能できる巻かなと感じます。

「サーカスが来た」が、のちの「ギョ」シリーズの作品の面影を感じます。非日常の劇場的な怖さの原型を見ることが出来ます。

伊藤潤二傑作集8 うめく排水管


超自然転校生、うめく排水管、血球樹、首吊り気球、あやつり屋敷、肉色の怪、異常接近!、土の中が収録。

潔癖症がストーカーに追われるうめく排水管も面白いですが、
「首吊り気球」は、有吉&マツコデラックスの「怒り新党」というテレビ朝日番組の中でも絶賛されたほどの秀逸作。

自分そっくりの顔した気球が首を吊りに来る話。最高傑作とも名高い話です。

伊藤潤二傑作集9 墓標の町


墓標の町、仲間の家、なめくじ少女、隣の窓、漂着物、ご先祖様、長い夢、トンネル奇譚、銅像、浮遊物、白砂村血譚が収録。

「長い夢」「トンネル奇譚」は個人的に好きです。

長い夢は時間的な恐怖を描いた作品。トンネル奇譚は実に悪夢的な世界観が強くて印象深いです。

なめくじ少女は他の漫画にパクられたことのある名作。
のちの「うずまき」というシリーズの「ヒトマイマイ」につながる。

伊藤潤二傑作集10 フランケンシュタイン


首幻想、生霊の沼、ペンフレンド、侵入者、押切異談、押切異談・続、フランケンシュタン、地獄の人形葬、顔面固定を収録。

個人的にペンフレンドで妄想の自分と殺し合う女の子が可愛いので好きです。

伊藤潤二の初期の作品が多く新鮮な感じがします。

新・闇の声 潰談


双一前線、双一の愛玩動物、合鏡谷にて、幽霊になりたくない、蔵幻影、闇絶唱、潰談が収録。

双一と淵さんが結婚しているという、伊藤潤二の「二大濃いキャラ」が出てくるボーナストラックのような作品。

蔵幻影は、「長い夢」に出てきた時間を越えた恐怖を感じます。

潰談は、「甘い蜜ほど毒がある」という、能の「附子(ぶす)」のような「バレなければ大丈夫だろう」という幼児的な恐怖を掻き立てられます。

HUNTERXHUNTER(冨樫義博)の31巻では、この潰談を元ネタにされ、「アルカ」という潰す能力者が出てきました。(↓)

それどころか、キャラの絵柄まで伊藤潤二絵になっています。

闇の声


血をすする闇、ゴールデンタイムの幽霊、轟音、グリセリド、地縛者、死刑囚の呼鈴、お化け屋敷の謎

中でも生きている人間が因縁のある場所で停止してしまう「地縛霊」は、人間の心理的な裏を描いたような傑作です。

うずまき

伊藤潤二氏の長編マンガ。

楳図かずおでいうと「漂流教室」にあたるような、一つの完成形をここで垣間見ることができます。

SFチックながらも、時間的な恐怖と、身近な出来事からの世界の拡大、悪夢性、人間の裏の心理・・・すべてが凝縮されていると感じます。

地獄星レミナ

新しい星を発見した博士が記念に、その星と、自分の娘にレミナと名づけたら、星の方が地球に襲ってきたので、娘のレミナが風評被害を食らって全人類からリンチにされるという理不尽な話。

娘のレミナが人気アイドルになったので会員全員を敵に回して戦うという、カオスな展開でした。

ミミの怪談

大阪人のミミちゃんに襲いかかる怪談話。

墓を動かすボディビルダーとか、ロボットの隣の女とかは悪夢です。

ギョ 1・2巻

海上から魚が襲ってくる話。

本当に「悪夢」です。それが人に寄生してからは絶望的な世界です。

感染うんこミサイルを完成させた博士とか、死臭サーカスなどは、笑っていいのか何なのかシュールです。

貴重な入浴シーンもあります。

伊藤潤二の猫日記 よん&むー

作者の伊藤潤二氏が飼っている猫の話。カラー写真もあって可愛らしいです。

楳図かずおもそうですが、ホラー漫画全般として猫や犬など愛くるしい身近な動物は悲惨に首が切られたり、ぐちゃぐちゃになって死んだりする展開が多いです。

でもそれは漫画だからできる話で、実際はこんなに優しいんだなぁと。そう感じました。

伊藤潤二氏は岐阜県中津川市に在住しているので、作中でも美濃弁の方言が丸出ししています。

「車で大須行くのは初めてやし・・・」

おわりに

いかがだったでしょうか。

私は伊藤潤二の作品は全部読み込んだほど、伊藤潤二ファンです。

楳図かずおの遺志は伊藤潤二氏に継がれるんだろうなぁと感じます。

また伊藤潤二氏は、ホラー漫画とは別に、日本の警察・検察の裏を暴露した「憂国のラスプーチン」という作品も描いているので、こちらも超絶にお勧めです。

ノンフィクションなのにギャグみたいな話、そんなことが現実に起こればホラー(恐怖)になる・・そんな世界観の表現が上手いです。

憂国のラスプーチン1~6巻

2014年06月01日
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記事を書いた人



時田憲一(ときたけんいち)こと時ニール(tokeyneale)です(・ω・)ノ
とある国立大学の教育学部/心理発達科学。心理学者・認定カウンセラー。動機付け理論・自己愛・対人関係が主な研究領域。数理統計データサイエンティスト。
ねこ好き・本好き・禅好き・PC好き。

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2 Responses to “伊藤潤二のホラー漫画がキンドルで大人気!評価レビュー!”

  1. 山田拓海 より:

    はじめまして、突然失礼します。
    通りすがりの伊藤潤二&SIRENファンです。
    悪意はないですが気にかかる部分が多いのでコメントします。

    まず傑作集11の収録内容が違います。貼ってあるAmazonのリンクすら違います。
    あれは闇の声と新•闇の声を合わせた内容です。
    なんで傑作集の下に闇の声の書評を入れているのかわかりませんが、その内容は傑作集11に全て含まれています。
    全て読み込まれたのであれば、闇の声の記事は傑作集11の記事にまとめて、代わりに来週発売の魔の断片かブラックパラドクスを入れてはいかがでしょうか。

    伊藤潤二先生がSIRENのゲーム監修をやったという話は始めて聞きました。
    サイレンの村や道のない街は確かに色濃く影響しているとおもいましたが、同時に小野不由美の屍鬼なども影響していると思います。
    ゲーム監修をやったというの何を見れば記載されていますか? マニアクスには短編を書かれてましたがゲームのエンドクレジットにお名前は見当たりません。

    あとコピペなんでしょうか?傑作集10の収録も少し違います。
    悪意はないですが、この記事を最下部まで読んで(ほんとに読んだことあるのかな)と思いました。
    億万ぼっちや銀河も悪夢的な話ですね。

    • tokeyneale tokeyneale より:

      コメントありがとうございます!

      そしてご指摘ありがとうございます。素で間違えていましたので訂正致しました。

      心よりお詫び申し上げます。

      そうですね。まさに伊藤潤二氏は悪夢的な話ですね。

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